□リンク
□問い合わせ
>業務実績
 -ポートフォリオ
 -アプルの歩み
 -受賞







 

景観設計・ランドスケープデザイン
 公共空間全般(街路・河川・港湾・鉄道関連施設、公園・広場など)の環境設計の分野です。前 述の門司港においては、ウォーターフロント緑地、ボードデッキ、街路、広場、橋などの一連 の公共空間の設計を行ってきました。このように都市・自然を対象とした景観設計を通して、快 適な環境づくりの実践活動を目指しています。土木構造物等の景観設計に関しては、専門のコ ンサルタントの方々とのコラボレーションを行っています。
 
皇居周辺道路の景観整備計画/設計
1988-1996
建設省-当時,東京都,千代田区/(財)道路環境研究所
 皇居周辺道路 場所:東京都千代田区、他  東京の中心・皇居を周回する道路の景観整備の例。3道路管理者(国、都、区)、警視庁、文化庁、宮内庁、環境庁の7機関が集まり、景観整備委員会を発足し、7年近くにわたり各管理者間で計画設計調整を行ってきた。アプルは全体の基本設計及び基本計画、国道、都道の実施設計の他、全線にわたる照明や信号機、防護柵などの意匠設計も担当した。 ここでは道路内の構成要素だけでなく、周囲の景観資産をいかに取り込むか、または見せるか、に主眼を置き、新たに造られる施設はなるべく控えめな存在となるよう配慮し、既存の景観資産の活用、沿道の緑地や公共施設と道路との一体設計、視点場としての緑地整備など、総合的な景観設計を目指してきた。
  国道区間に関しては、財団法人道路環境研究所を介して(委員会・幹事会・調整会議運営)、基本・実施設計を担当した。都道区間は基本設計のほか、全線の照明設計、緑地の一部(まちかど庭園整備事業)の設計、千代田区道区間は照明設計協力と竹橋公衆トイレ(建築)の設計を担当した。
□諸元
 道路
  事業主体: 建設省,東京都,千代田区

  対象道路:
   国道1号(日比谷通り−大手町 - 日比谷 晴海通り日比谷 - 桜田門)延長約1.85km
   国道20号(桜田門 - 半蔵門)約1.30km
   国道246号(三宅坂 - 隼町)約0.25km
   都道301号(祝田橋 - 平川門)約1.76km
   都道401号(平川門 - 九段下,九段上 - 半蔵門)約2.08km
   区道229号(竹橋 - 千鳥が淵)約1.14km,他)

  設計協力: 照明デザイン−ナグモデザイン(南雲勝志)
  工事期間: 昭和64年 - 平成10年
  皇居周辺道路景観整備計画委員会:
   委員長 中村良夫東京工業大学教授(当時),幹事長 篠原修東京大学教授

 緑地
  事業主体: 東京都
  対象緑地:
   桔梗濠緑地−約900m2
   大手濠緑地−約2000 m2
   平川門緑地−約2400m2
  施工: 富士植木,日産緑化,他
  工事期間:
   平成2年12月 - 3年3月
   平成3年12月 - 4年3月
   平成4年10月 - 7年1月

 皇居周辺道路・緑地景観整備関連業務実績
 
  皇居周辺道路景観整備計画(建設省)
  皇居周辺道路景観整備計画 (東京都)
  皇居周辺道路景観整備計画(千代田区)
  皇居周辺緑地整備設計(東京都)
  永田町道路景観設計業務委託
  代官町通り景観基本設計業務委託(千代田区)
  皇居周辺緑地整備(東京都)
  緑地整備設計(皇居周辺・大手濠緑地: 東京都)
  皇居周辺道路景観整備予備調査及びデザイン検討(東京都)
  緑地整備設計委託(皇居周辺・平川濠緑地: 東京都)
  皇居周辺道路景観整備基本設計(その1)(東京都)
  竹橋公衆便所設計委託(実施設計: 千代田区)
  皇居周辺道路景観整備事業詳細設計(その1: 東京都)
  皇居周辺道路景観整備事業設計委託(緑道: 東京都)
  皇居周辺道路景観整備事業詳細設計(その2: 東京都)
  内堀通りシンボルロード整備事業詳細設計(道路照明: 東京都)
  総理大臣官邸周辺道路景観整備検討業務 (建設省)
  道路景観整備計画(総理大臣官邸周辺: 建設省・東京都)
‘88.9〜89.3
‘89.1〜89.3
‘89.1〜89.3
‘89.10〜90.3
‘89.9〜90.3
‘90.1〜90.3
‘90.6〜90.8
‘91.6〜91.9
‘91.3〜92.4
‘92.5〜92.7
‘92.9〜93.3
‘93.5〜93.7
‘93.6〜94.3
‘94.2〜94.3
‘94.6〜95.3
‘95.10〜96.3
‘96.1〜96.3
‘96.7〜97.3
▲このページのトップへ
   
東京都臨海副都心道路景観整備
1993-1994
東京都
デザインコーディネート(共同):
 アーバンデザインコンサルタント・アプル・GK設計・LPA・CPC


 東京都副都心の公共空間、とりわけ道路に関してはインフラとして景観面への配慮が求められ、「景観検討委員会の設置」「デザインコーディネーター方式による景観設計」が行われてきた。アプル代表の中野は2カ年の委員会委員、最終年のデザインコーディネーターとして、全体の調整、デザイナーの組織化、実施設計コンサルタントによる設計への移行、そして製作物の意匠監理に関わってきた。とりわけ短期間に総延長26kmにわたる事業の性格上、ポール型施設のシステム設計、歩車道境界部のデザインの統一などを心掛け、実現した。
□諸元
 事業主体:東京都建設局,港湾局,東京臨海副都心
 設計体制:
  アドバイザー 篠原修,蓑茂寿太郎
  プロデューサー 井上正良(アーバンデザインコンサルタント )
  デザインコーディネーター 中野恒明(アプル総合計画事務所)
 共同作業:
  アーバンデザインコンサルタント
  アプル総合計画事務所
  GK設計
  ライティングプランナーズアソシエーツ
  吉田慎吾(カラープランニングセンター )
▲このページのトップへ
 
北九州市・小倉都心部の一連の整備計画・景観設計
1993-1998
北九州市
小倉駅南口駅前広場および関連街路整備計画・設計

 1994-1998
 北九州市/福山コンサルタント

 JR小倉駅南北連絡自由通路の整備、モノレール延伸に伴う、JR駅舎および南北駅前広場の改造が行われた。アプルは市および福山コンサルタントの要請を受け、南口広場のペデストリアンデッキおよび広場整備の基本計画から意匠設計、監理等を担当した。駅との階段エスカレーター接続部のプラザから放射状に伸びるペデとし、モノレール柱部分に開けた円形開口やガラスブロック床(一部)の採用による、地上部への光の誘導、そして開放感のあるペデ端部処理、高欄、照明、バリアフリー対応施設などの全般のデザインに関わった。、 なお、引き続き、駅前の平和通りの景観設計、旧モノレール駅下の意匠設計・光環境演出(ライティング・プランナーズ・アソシエイツの協力)などにも関与した。

▲このページのトップへ

花と緑の小倉回廊整備計画

 
1995
 北九州市

JR小倉駅から南側に広がる商業・業務ゾーン、市役所などの行政ゾーンを含む約1km四方の区域を都心地区として位置づけている。その骨格を成す格子状の8本の道路を「花と緑の小倉回廊」と命名し、豊かな緑を有する風格のある道路として、都心のイメージ形成に寄与するよう、景観整備を目指している。本計画は市建設局、緑政局のプロジェクトチームとアプルの共同で、実施に向けての全体の整備方針づくり、関係機関調整を経て、景観構成要素別の方針、路線別の基本計画を取りまとめてきた。これを受けて、一部路線は実施設計に移行してきた。
▲このページのトップへ
勝山橋・紫川東線および紫川(石の橋〜太陽の橋間)デザイン検討

 1999-2003
 北九州市
  - 北山創造研究所の協力
 紫川は小倉都心部を南北に貫く主要河川であり、両岸には市役所、公園、大型商業施設、市場などの主要施設が並んでいる。市は河川環境整備事業とあわせ、一連の橋梁群の架け替え・修景事業を行ってきた(上田篤氏意匠設計・監修)。 アプルは最終段階の整備となった石の橋(勝山橋)の歩道部デザインの見直しと、橋歩道(片側14m)のまちづかい帯の提案、イベント用パラソル・テント類の補助施設の床埋め込み、ボラードにイベント用電源、水道施設を組み込むなどの設計に関わった。イベントのソフト提案は北山創造研究所との共同による。(まちづくり総合支援事業による補助)今では地元による定期的なイベント会場として定着している。  その後、紫川沿いの歩道修景、連絡歩道橋の設計等にも関わってきた(アプル北九州事務所)。
▲このページのトップへ
紫川周辺夜間景観基本計画・設計・意匠監理

 2002-2003
 北九州市
  - ライティング・プランナーズ・アソシエイツと共同
 小倉の中心市街地の回遊性の向上と、都心の水辺の魅力づくりの一環として、整備された川の護岸、橋、周囲の景観資源を「夜間景観演出」するための基本計画、照明設計・意匠監理に関わった。照明デザイナー面出薫氏(ライティング・プランナーズ・アソシエイツ)との共同作業(アプル北九州事務所)による(まちづくり総合支援事業補助事業)。

□経緯
 紫川周辺夜間景観基本計画策定業務  '02.1〜02. 3

 H14度紫川周辺夜間景観基本計画 '02.7〜02.12

 紫川周辺夜間景観意匠監理業務委託 '03.1〜03. 3

▲このページのトップへ
   
出雲市駅矢尾線シンボルロード
2001-2005
島根県

計画設計者選定プロポーザルから基本実施設計と
ワークショップ、沿道まちなみづくり憲章作成


 出雲市駅前矢尾線は、JR出雲市駅北口から市役所に至る約740mのシンボル道路、設計者の選定にあたって2000年8月、プロポーザル方式を採用、18名の中からアプル総合計画事務所(中野恒明、萩原貢)が選定された。街路デザイン、沿道まちなみ形成、地域活性化のためのまちづかいイベントの3つの組み合わされたプロジェクト提案、ワークショップ等を経て、実施へと移行した。住民参加型の都市計画事業として、そして定期的に地域イベント活動の場として定着しつつある。

□経緯

(1)
デザイナー公募
平成13年7月17日〜8月20日
(2)
デザイナー選定
出雲市駅前矢尾線街路環境デザイン審査委員会(藤岡大拙委員長他学識経験者及び地元代表等)で、候補者を選定。 アプルが最優秀となる。


○整備目的とコンセプト

(1) 出雲市中心市街地活性化の起爆剤になるようなハード及びソフト事業を展開する。
(2) 周辺街路や路地空間、公園や社寺の緑など、面的な広がりをもつネットワークの構築により、 街のイメージを再生させる。住みやすい環境づくり
(3) 沿道の街並みと一体的な整備を促進し、魅力ある街並みと都市空間の形成を図る。
(4) すべての人々が快適に気持ちよく通行し、かつ憩える空間としての歩道や広場づくり。 (ユニバーサルデザイン バリアフリーの実現)


−整備コンセプト−

「今市」=「現代の市」イベント対応型の道路・広場づくり

○市民参加型の みち・まちづくり
 市民をはじめ地元住民のみなさんやそれぞれの専門家の方々の意見、提言をもとに進められた。


○第一工区での検討経過

 (1)計画・設計(第1工区)

 (2)沿道ヒアリング調査(平成14年2月〜3月)

 (3)街路まちなみ意見交換会ワークショップ(平成13年8月〜平成14年3月)

 (4)シンボルロード協議会(平成13年7月〜平成15年3月)

 (5)駅通り地区まちなみ景観づくり意見交換会(平成13年9月〜平成14年3月)

 (6)設計完了・工事着手

 (7)工事完了(平成15年)

 (8)まちづかい(今市の復活)出雲らしい、にぎわいのある通り(駅通りまちづくり協議会・調和のとれたまちなみづくり)

○業務委託経過等
 出雲市駅前矢尾線プロポーザル '01.8
 出雲市駅前矢尾線意匠設計 '01.9〜02.3
 出雲市駅前矢尾線意匠設計その2 '02.8〜03.3
 出雲市駅前矢尾線街路意匠設計3 '03.5〜04.3
 出雲市駅前矢尾線街路意匠設計その4 '04.4〜05.8

▲このページのトップへ