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建築・都市デザイン
北九州市における一連の建物保存修復プロジェクト
1991〜2008
 
旧大連航路上屋活用調査・改修工事基本・実施設計

2004〜2008
北九州市
 門司港地区の改修に際し、国施設であったがゆえに先送りされていた旧大連航路上屋が平成10年度に行われた建築学会九州支部の調査により、大熊喜邦(国会議事堂や旧神戸税関、旧横浜税関庁舎の設計者)の作と判明、保存活用に向けての計画策定を行った。整備方針としては、1)土地・建物は国施設であることから、これを港湾緑地内の港湾関連施設とする。2)建築の歴史的価値を尊重、可能な限り意匠と空間構成の復元に努める。3)市民開放を積極的に進め、賑わい・憩いに寄与する建物に転換する。を確認し、展望休憩所やイベント施設、研修施設、等とする計画案作成を行った。  平成19年度より、建物構造調査、改修基本設計構造補強にかかる構造評定等のプロセスを経て、実施設計を完了した。
□諸元
 発注:北九州市 構造:主体構造-RC造
 階数:平屋一部2階建て
 建築面積:3983.26m2
 延床面積:4941.48m2
 建築年:1929(昭和4)年

 原設計:大蔵省営繕管財局(大熊喜邦)
 原施工:大倉土木(株)
 用途:事務所・倉庫
 改修用途:集会場
 構造補強:耐震補強

 改修設計:株式会社アプル総合計画事務所
 構造:(株)TIS&Partners
 設備:(株)新日本設備計画

□経緯
 旧大連航路上屋事業化調査 ‘04.12〜05.3
 (仮称)西海岸1号上屋(旧大連航路上屋)改修工事基本・実施設計 ‘06. 8〜08. 3

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門司港レトロ事業駐車場整備基本構想
(旧村本興産赤レンガ倉庫外壁保存工法等検討)

1994
北九州市

増加する観光客に対応するための駐車場整備のため、赤レンガの倉庫を解体する計画に対し、アプルとして建物を存知して駐車場として活用する方法、屋根を取り払い外壁を保存する方法などを検討、市担当者がその努力に理解を示し、最終的に倉庫躯体・床の解体費用が予想外にかかることから、レンガ壁保存の方向に意見集約、保存のための補強工法の検討、駐車台数の確保等の検討に参画した。

□諸元
 発注:北九州市建設局
 対象面積:4,130 m2
 保存レンガ壁面:135m
 協力:構造検討−TIS&PARTNERS

 管理棟
  構造階数:鉄骨造平屋建
  延床面積24 m2

 公衆トイレ1
  構造階数:組石造(レンガ)平屋建
  延床面積54 m2

 設計協力:
  構造ーTIS&PARTNERS
  設備ー新日本設備計画

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旧九州鉄道本社建物の曳き移転に関する検討
(一般国道3号(清滝拡巾)道路詳細設計及び調査の一部)


1994-1995
北九州市
(株)福山コンサルタント

国道3号線の拡幅事業の設計に伴い、明治22年築の旧九州鉄道本社の赤レンガ建物の移築保存の可能性を依頼され、隣接地に計画された簡易パーキングの地域振興施設として再生するとを念頭に曳き家専門化に依頼し、工法および事業費試算、補修方法等の検討を行った。併せて道路線形の修正による現地保存の可能性も検討した結果、庇の一部が道路ないに出ることとなるものの、曳き家と補修に伴う費用との関係から、現地保存を関係機関協議の上、決定した。 現在、この建物は所有者であるJR九州によって鉄道記念館として再活用され、新たな門司港の名所のひとつとなっている。
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横浜・赤レンガ倉庫活用検討調査
(2棟間広場整備計画等)
1999
横浜市

横浜を代表する歴史的建物「赤レンガ倉庫」の保存活用に当たって、港湾緑地内の施設としての取り扱いなど、門司港の経験を期待され、この調査検討に関わることとなった。2棟間広場の帰属は財務省で、港湾緑地内広場とし、赤レンガの建物との段差処理、旧鉄道引込み線の遺構の保存との関係など、都市デザイン室、文化庁専門家との協議を経て、計画素案を作成した。基本的には広場内はシンプルな構成とし、イベント利用を積極的に行うことを提案した。計画案は実施設計担当の建築家・新居千秋氏に引き継がれ2棟建物の保存活用改修と一体的に進められ、完成を見た。今では常時イベント開催が行われている。
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葛飾柴又帝釈天参道周辺デザインガイドライン・照明計画
2004-06
東京都・葛飾柴又帝釈天神明会
東京都しゃれたまちなみ条例・街並みデザイナー派遣・柴又帝釈天周辺地区
 映画「男はつらいよ」の舞台となった柴又は、現在も昔ながらの街並みが残り下町情緒豊かな地区である。 東京のしゃれた街並みづくり推進条例において、柴又帝釈天地区は街並み景観重点地区に指定され、アプル(中野)が同条例にもとづく街並みデザイナーとして選定された。
 アプルは、アドバイザーとして地元商店主等からなる街並み協議会(準備協議会)に参加し、地元主導での街並みガイドライン検討を支援した。 沿道商店の営みと参道を行き交う人の流れが交じり合う軒下空間は、地区の特徴的なにぎわいをつくる一方で、緊急車両の通行空間確保等の問題を抱えていた。ガイドライン策定にあたり、建物表層に加え軒下に関するルールづくりにも務めた。 なお、参道沿いの建物の多くは木造建築であり、現況法規制の下で建替え等が進めば、現在の雰囲気を残すことが難しいという課題もある。今回の取り組みを第一段階と位置づけ、引き続き街並み保全方策を模索していくものとしている。
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柴又帝釈天参道ライトアップ
 夜間の景観づくりと安全な歩行空間づくりを目的として、参道200mのライトアップを行った。各商店の看板をライトアップするとともに、柴又の特徴である軒下空間をぼんぼり照明を一定間隔で連続的に設置することで、日没後の商店街のにぎわいと下町情緒を演出した。「柴又帝釈天参道ライトアップ」は平成18年照明学会照明普及賞を受賞している。
□諸元
 事業主体:神明会
 参道:幅員5.5m、延長約250m
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浦安N邸(すだれの家)
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